創作には、決まった答えがない。
数学のように方程式などはなく、描くたびに新しい問題にぶちあたる。
その問題も答えが様々で、自分では正解がわからない。
人に指摘されて初めて正解か不正解かがわかるのだが、その指摘すらも本当に正しいのかわからない。
なので、常に不安である。
自信満々に描いていたとしても、本当にこれが正解なのかどうかわからないのだ。
意気揚々と見せた結果、ボツを喰らうという事がよくある。
だから僕は、自分の作品になるべく期待しないようにしている。
その方がダメージが少ないからだ。
しかし、期待しないでいると漫画を描くという行為自体が詰まらなくもなる。
そこらへんが難しいものだ。
創作とは、不安との戦いだ。
いつまでこれを続けられるだろう?
自分はこのままでいいのか?
これで合っているのか?
もしも大ヒットした場合、プレッシャーに勝てるか?
色んな不安が押し寄せてくる。
そしてそれは、漫画を描きたいという行為の妨害にもなる。
しかしそんな不安は考えても仕方のない事なのだろう。
成るように成る。
何かをした結果間違っていたなら、その時は誰かが何か言ってくれるだろう。
それよりか、その目の前にない不安についてアレコレ考えて前に進めない方が怖い。
楽しまなければ……今の状況を……
目に見えない不安は考えるだけ無駄なのだろう。
目に見える不安は、対処していけるから良いのですけどね(;'∀')