自由な漫画描き~最下層漫画家の活動記録~

辻井通記、マシュのり、ねこがめなど、様々な名前で活動しています。こちらではその活動内容を公開していきます。

感じたものを形にする作業

感情というものがあれば、生活の中であらゆるものに何かを感じるもので、

それは喜びだったり悲しみだったり、切なさ、はたまた怒りだったり。

 

その日々の生活の中で得た感情を、漫画を描いていると漫画の中で吐き出したくなる事がある。

 

今はそれほど多くはないけれど、それこそ昔はそういった感情を漫画の中で吐き出していた。

 

自分の伝えたい言葉、訴え、悩みに対する答え……

季節の変わり目によるノスタルジーな気持ち。

 

だがその感情を、直接漫画に描くわけにはいかない。

それならただの日記で良いわけで、漫画にして描くにはそこにストーリーとキャラクターを作り代弁してもらうのだ。

 

こういうメッセージを伝えたいからこういったストーリーでこのタイミングでこのキャラがこう発言する、みたいに物語を作り出す。

 

そうする事により、僕の感じたモノが形となり、そして僕の元を離れて行く。

 

創作とは、感じたものを形にする作業なのかもしれない。

 

面白いと感じたもの、こうあるべきだと感じたもの、切なさを感じたもの、それを形にして読者の人に共感してもらいたいのだ。

 

必ずしも作品が全てそのようにして創られているとは思わないが……だけどやっぱりそこには作者の感情が混ざっているものだ。

 

自分の作品を読み返してみて思う。

 

あぁ、この時の僕はこういう事で悩んでいたんだな。

とか

あぁ、この時はこんなメッセージを伝えたかったんだな。

とか

あぁ、この時はこんな事にハマっていたんだな。

とか

 

感情をただ単体の言葉にすることでは満足が出来ずに、創作という形で表現をする。

 

そういった表現方法があるって素晴らしい事だと思うのですよね。

 

これからも僕は感じたものを形にしていくでしょう。

 

未来の僕が今の僕の作品を読み返した時、その時の僕はいったいどんな感情を抱くのでしょうか?

 

未来が楽しみである。