自由な漫画描き~最下層漫画家の活動記録~

辻井通記、マシュのり、ねこがめなど、様々な名前で活動しています。こちらではその活動内容を公開していきます。

魅力的なキャラクターの作り方がわからない

いや、もう、タイトル通りなんですけどね。

僕は魅力的なキャラクターを作るのが苦手なのです。

魅力的っていうか、面白いキャラクターっていうか……

 

いわゆる「キャラが立っている」ってキャラクターですね。

 

そういうキャラの作り方ってのは、色々と勉強してわかっちゃいるんです。

 

例えば「ギャップ」のあるキャラを考えると面白いキャラが出来るのです。

 

ギャップのあるキャラってのは、元ヤンキーが教師という職に就いていたり、不良なのにお花が大好きとか、見た目はガリ勉のくせに格闘技のプロとか、まぁそんな感じです。

 

そういうキャラを考えてはみても、そのキャラと自分の思い描くストーリーに上手く絡まないのです。

 

ならばとストーリーに合わせてそういった「ギャップ」のあるキャラを作っても、テンプレみたいなキャラが出来上がります。

 

「超個性的」なキャラを考えてもそうなりますね。

 

超個性的なキャラってのは、「超不安症」とか「超優柔不断」とか「超キレやすい」とか、一つの特性を極めたようなキャラです。

 

でも、そういったキャラも上手くストーリーに絡まないのです。

 

たぶん僕は、ストーリーを先に考えてしまうからでしょうね。

漫画は面白いキャラクターが出ているとウケるようですが、僕はキャラクターの面白さとストーリーの面白さは別だと思っているので、ストーリーだけが面白くてもオッケーみたいな所があります。

 

ストーリーとキャラクター、両方が面白ければ最高なんでしょうね。

 

僕はキャラクターを作るのが苦手だからか、それほどキャラクターの設定に時間を割いていません。とりあえず名前と年齢、性別があれば十分かな?と思っています。

 

そして、ネームを描きながらこのキャラクターはどんな人物だろう?と考えています。

 

良いのかそれで……(たぶんダメでしょうね(;'∀')

 

まぁ、だから、キャラクターの設定に時間を割かないせいで、とある特徴がいつも出てきてしまいます。

 

それは、キャラクターの思考が作者に似てくる……です。

 

どのキャラクターも作者の思考が反映されているというか……

作者の分身みたいになるというか……

 

しかし作者の分身みたいになるのは主要キャラだけで、何故か脇役のキャラは立っているという事があります。

 

脇役の思考は作者に似ないのです。

 

それは何故か?

 

自分自身で分析してみたのですが、たぶん脇役はその場限りのキャラだから

 

好きなように動かしちゃえ!

 

って思うからでしょうね。

 

もちろん脇役も描きながら即興で考えているだけですが、それでも良いキャラになっていたりします。

 

現在ジャンプルーキーで連載中の「選ばれなかった人達より」のキャラクターもきっと、みんなが脇役みたいな感じだからそれなりにキャラが立っているのでしょうね。

 

どういう作り方が正しいのか?よくわかりませんが、僕の産み出すキャラクターは偶然の産物的要素が大きいので、それを意図して作り出せるようになりたいですね。

 

キャラ作りも頑張ろう(;'∀')

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

ではまた!