自由な漫画描き~最下層漫画家の活動記録~

辻井通記、マシュのり、ねこがめなど、様々な名前で活動しています。こちらではその活動内容を公開していきます。

漫画の表現はどの程度許されるのか?

あまりにも攻めた内容の漫画を考えた場合、どの程度それが許されるのかが最近気になるところです。

 

例えばある職業……そうですね。学校の教師としましょうか。

 

とある学校の教師が全員、生徒の虐めを見て見ぬふりしていたとします。

 

そして虐められている生徒は思うわけです。

 

教師は何もしてくれない……!

 

まぁそれが生徒の原動力となり物語が動くわけですが……

 

しかし、教師をしている人にとって、「いや、そんな教師いねーよ!」となるかもしれません。

 

「全員がそんな教師じゃない!」……と、思われるかもしれません。

 

そうしたら、教師の方から反感を買うかもしれない。

 

「それは偏見だー!」と……

 

しかし、そういう表現でしか活きない作品だったとしたら……

 

その反感を覚悟の上で描かなければならない。

 

しかしその結果、バッシングされたら?

 

漫画の仕事が無くなったら?

 

それはとても恐ろしい事です。

 

だからといって、批判を恐れて本来表現したい表現を抑えたら、それはそれで詰まらない気がするんですよね。

 

漫画はまだ表現が自由な方だとは思いますが……

 

攻めた作品は、創作として誇張していることを理解したうえで読んでもらえると楽ですが……

 

しかし、理解されなくても胸を張るべきなんでしょうね。

 

少なくともそれを隠してはいけない。

 

そういう所を気にしだすと、ほんと創作って難しいですね。