皆さんは、ギャグ王という雑誌が存在した事をご存知だろうか?
かつてエニックスから発行されていた、四コマ漫画などのギャグマンガを扱った漫画雑誌である。
周りがジャンプやらの雑誌を読んでいる中、僕は何故かこのマイナーな雑誌を好み読んでいた。
有名なゲームのキャラの四コマやら、そういったものが多かった。
そんな中でも僕は、「超弩級ほかほか戦士チャブダイン」という漫画が大好きだった。
その漫画がこちらである↓
まだ子供だったが、僕はこの漫画を読みコメディというジャンルを知ったような気がする。ギャグでもなく、大真面目なストーリー漫画でもなく、笑いあり涙ありのストーリー。
記憶を頼りにあらすじを解説するなら、
不良少年の主人公が宇宙からやってきたミョンガーという生物にヒーローに変身する力を与えられて、地球を侵略しにきた異星人と戦うというものだ。
下ネタやら、そういったものが多かったが、毎回良い話として終わるのが読んでいて気持ちよかった。
最終回なんかはほんと感動したものだ。
こういったものを僕も描いてみたいと思い、たぶんどこかしらでこの漫画の影響を受けているかもしれない。
コミックスは全二巻と少ないが、今も本棚にある僕の宝物である。
ネットとか流行っていない時代に、よくこの漫画に巡り合えたものだと思う。
親に連れられて行った本屋さんでたまたま見つけた雑誌。
そして、たまたま出会った漫画。
チャブダインは今でも僕の中では名作である。
作者の牧野博幸さんは、今は何をしているのだろうか……