自由な漫画描き~最下層漫画家の活動記録~

辻井通記、マシュのり、ねこがめなど、様々な名前で活動しています。こちらではその活動内容を公開していきます。

自由に漫画を描いて公開するか、自由ではないが商業誌で漫画を載せてもらうか、どっちが良い?

誰に指摘されるわけでもなく、自由に漫画を描いて公開するのって楽しいものです。

 

一方、担当さんに見てもらい指摘をされ、ボツを喰らいながらようやく掲載に辿り着くのも、それはそれで面白いモノです。

 

では、漫画家として活動するのにはどっちが良いのでしょうか?

 

別にその二つに優劣を付けるわけではないですが、メリット・デメリットがありますね。

 

自由に公開するメリットは、もうすでに書いていますが、「自由」なところですね。

自分の好きな展開、好きな絵で描く事が出来ます。担当さんに指摘されることもなく、締め切りも無く、ストレス無く描けます。

自由に描いて人気が出たら、出版社の方から仕事の依頼が来るかもしれません。

自分の好きに描いたものが商品になるってのが良いですよね。羨ましい流れです。

 

デメリットは、モチベーションが続かないってところでしょうか?

やはり、自由に描ける分、全部が自分次第なんですよね。

あまり人に見られないとやる気が無くなったりしますし、仮に人気が出たとしても、今の作品に飽きてきたら更新が遅くなったりします。

仕事ではなく、あくまで趣味なのでそうなるのでしょうね。

責任感みたいなのが生まれにくいのかもしれません。

でも、自由に公開する分にはそれで良いと思うのですよね。

読者の方からお金を頂いているわけでもないので……

好きに描いて完結したものが商品になるってのが一番良い流れかなと思います。

 

さて、担当さんに見てもらい漫画制作をするメリットは、やはり緊張感と責任と報酬ですね。

まず緊張感。

もう、細かいところまで見られるので、いつもヒヤヒヤしながら見てもらう事になります。「そこは見逃してよ~」ってところもズバズバ指摘されます。そしてヘコみます。

まぁ、良い緊張感が生まれて、身が引き締まり向上心が産まれますね。

 

次に責任ですが、やっぱり締め切りを提示してくれる相手がいる分、迷惑を掛けたくないと責任感が生まれますね。仕事をしてるって感じになります。

 

そして報酬ですが、掲載されると原稿料が入るので嬉しいですね。

それも結構な額なので、定期的に掲載されればそれだけで生活できますしね。

夢の漫画家だけで生活するってのが実現できるわけです。

そしてコミックスが出れば、人に自分の漫画を紹介する時にそれを見せる事も出来るので、宣伝もしやすいです。

 

それで、デメリットですが、これはもうアレですね。

 

自由に描けない……!

正確に言えば、何でもかんでも公開してくれるってわけではないって事です。

そりゃそうですよね。原稿料をもらうのだから、何でもかんでもオッケーが出るわけではないです。

あとは、締め切りに追われるストレスですね。

良い緊張感が生まれる反面、上手くいかなかったらストレスが発生します。

まぁ、当然の事です。

 

はい、てなわけで大雑把ですが二つのメリット・デメリットを書きました。

探せばまだまだある気がします。

 

どっちが良いとかではないです。

どっちも良いのです。

 

だから僕は、担当さんにボツを喰らったものをAmazonkindleインディーズマンガで公開したりしています。

 

自分の産み出した漫画・アイデア・ネームを無駄なく活用出来たら良いなと思いますね。そうして、漫画だけで生活できるだけのお金を稼げたら、もっともっと作品に向き合えるのかなと思います。

 

その生活をするために……

 

今はひたすら描くだけですね。