自由な漫画描き~最下層漫画家の活動記録~

辻井通記、マシュのり、ねこがめなど、様々な名前で活動しています。こちらではその活動内容を公開していきます。

読者に考察の余地を与える

人によるとは思いますが、僕はけっこう考察が必要とする漫画が好きだったりします。

 

この場合の考察とは、謎が謎のまま放置されているとかではなく、このキャラクターはどうしてこんな行動をしたのだろう?とか、この行動の意味は何だろう?とか、この結末はどういう意味だろう?とか、そういった考察です。

 

キャラクターの件に関しては、そうやってそのキャラクターの行動原理を考察することで、そのキャラクターに感情移入できるわけです。

 

しかしいったいどういったものが考察に向いている漫画だろう?と考えた時、サイレント漫画がそれにあたるのかなと思いました。

 

サイレント漫画とは、セリフ無しで絵だけで見せる漫画です。

 

セリフが無い分、絵の中に情報が詰め込まれており、その絵を見て展開を把握するのです。

 

サイレント漫画じゃなくてもいいのですが、必要以上にキャラクターの心の声を描かない方が、考察の余地が与えられて良いのではないかなと思います。

 

勘違いしないでほしいのは、心の声があると面白くないとかそういうわけではないです。

 

心の声があるほうが面白い漫画もありますし、あくまで考察に向いている漫画ってだけです。

 

ミステリーだとか、謎のある漫画も考察向きではありますが、そういった考察と今の僕が書いている考察とはまた別の話ですね。はい。

 

上にも書きましたが、この結末はどういう意味だろう?って漫画も大好きです。

 

ハッキリと結末の答えが描かれていなくても、それまでの展開やキャラクターの行動を見て考察すれば、結末の答えが見えてくる。

 

その結末のあとを想像する。

 

想像することで、ゾクゾクする。

 

この感覚が最高なのです。

 

そういった感覚を与えてくれる漫画が割と好きですね。

考察の余地があれば、友達と自分の考えを言い合う事もできますしね。

 

まぁ、疲れている時は分かりやすい漫画が好きですけど(;´Д`)

 

単純に打ち切りとかで伏線や謎を回収出来ずに終わってしまう漫画は、考察の余地はないですね。ただただ悲しい……

 

まぁ、今日はそんなお話でした。

 

ではまた!