漫画を描く上で、論理的に道筋を立てて描くのは大切な事である。
どうして主人公はこんな行動をしたのか?とか、この世界はこうだからこうに違いないとか、まぁ矛盾や疑問が浮かばないように描く事に気を遣う。
そして、物語の構成も論理的に組み立てる事ができる。
映画とかを参考に細かい内容は置いておいて、展開だけを抜き出し、それを自分の作品に充てていくのだ。
映画を見ていたら、だいたいこういう展開ってのが見えてくる。
いわゆるテンプレートというヤツか?
何となく、そのテンプレートは見えていて、こうやればいいだろう?というのは分かっているのだ。
しかしだ……
何か結局いつも感覚で描くハメになる。
言ってみれば、ネームを描く前に論理的にストーリーを組み立てるのが退屈なのだ。
退屈だし、そのストーリーを見ても面白いと思えなかったりする。
それは何故か?
型にハマりすぎているからだろう。
あまりにもテンプレートすぎて、何か違うんだよなぁ……となる。
だから結局、ほどほどに展開を頭に浮かべて置いて、ネームを描いてみる事にする。
すると、キャラクターを動かす事で物語の展開がイメージとして見えてくるのだ。
そして「こうしたい」「ああしたい」と色々と付け足したり削ったりして少しずつ出来上がっていく。
頭で考えているだけではダメなのだ。
感覚で描く事で、論理的に考えても出て来なかったアイデアを描く事ができる。
しかしまぁ、そんな事だからいつもちょっとズレたモノになってしまうのも否めない。
こんなんだから、いつまで経っても僕は指摘をされるのだろう。
まぁその指摘は有難いものですが、申し訳なくも思いますね。
今日はなんか、そんなお話でした。
ではまた!