作品を描いていてたまに経験する事なのだが、こっちは何となく描いたシーンでも読んだ人がそのシーンに意味を見出してくれる事がある。
「あぁ、そういう意味で捉えてくれたんだ」と素直に嬉しくなり、何となく描いたとは言わない。
逆に、自分が気付いて欲しいメッセージの部分には気付いてくれない事もある。だからと言って別にガッカリする事もなく、普通に自分から説明したりしなかったり。
結局のところ自分がどんな意図で描いたにせよ、感じ方は読み手によって様々なのだ。
だから様々な解釈があってもいいし、わざわざそこで作者本人が真実を告げる必要もないのかもしれない。
真実を告げるならば、何十年後とか、色んな作品を世に出した後だろう。
とりあえず何か意味のあるように描いてしまえば、読者の方が勝手に深い意味を付けてくれる。まぁ、そういう事もあるのだと僕は思う。
だからって適当に創る気はないが、読んだ方の色んな解釈が見れるのは楽しいもんだ。
それが創作の一つの楽しみ方なのかもしれない。