漫画を描く上で分かり易さは大事だと思う
まぁそれは漫画に限らずですけどね。
小説でも映画でもドラマでも……分かり易さって大事だと思うのです。
これはどういう物語でこういうキャラクターが居て、どんな展開になり、どんな結末になるか……
それが分かり易いと、その作品を観た者はすんなりとその作品を受け入れる事が出来るのです。
読み終えたあとも、スッキリします。
しかし、例えば……
世界観や目的を説明せずにキャラが勝手に動いていて、ストーリーが展開していっても、一つ疑問があるとずっと読者にはその疑問がノイズとして残り続けるのです。
ノイズが発生すると、もうその作品の世界には入り込めなくなるのですよね。
だから、なるべく分かり易く作品創りをしなければならないのです。
常に読者や視聴者の事を意識して、こうすれば分かり易いかな?とか色々考えながら創らなければならないのです。
しかし、あえて分かり難くする事もあります。
叙述トリックを使ったりする時に、あえて説明せずにオチでネタばらし……みたいな。
あえて分かり難くする場合でも、結局は最後にちゃんと説明するので、結果的に読者や視聴者は理解する事が出来るのですけどね。
他にも……
あえて読者に考えさせる作品もありますね。
漫画で言えば、キャラの動きや背景の描写だけで状況を見せて、読者の方に状況を理解してもらうのです。
実は、この読者に理解してもらうってのが最強だったりします。
何故なら、理解する段階にまで行くと、その作品のキャラに感情移入している事になるからです。
そうなるともう、作者の思うがままです。
泣ける場面で泣けて、ハラハラする場面では読者の方はハラハラ出来ます。
そして、この動きや状況で魅せる技法は、余計なセリフをカットできるのでオススメです。
分かり易くするためにセリフで説明してしまうと、読むのが面倒くさくなったりしますので……
動きや状況だけで説明できると、読みやすい作品になりますね。
はい。
まぁ色々と書きましたが……
この記事自体が分かり難かったらどうしよう……と、ちょっと心配です。
まぁいいか。
ではまた!